留学資金でフリーローンを利用した場合返済はどうしたらいい？
「外国に留学したいけどお金がない、どうにか留学資金を借りることはできないのだろうか…」留学の機会は待ってくれません。その機会を逃さないためにはお金のやり繰りが必要でしょう。留学のためにお金を借りる方法は大きく分けて2つあります。それは…
- 教育ローン
- フリーローン
留学のためにお金を借りる2つの方法を比較
フリーローンは個人の必要を満たす目的ならどんなときも活用できます。よって自分の留学を目的としてフリーローンを活用することももちろん可能です。ただし大学生という立場なら、自分のアルバイトに基づく収入でお金を借りるので、借入枠は10万〜50万程度と思われます。
その中から留学費用を捻出しなくてはいけません。しかもフリーローンは金利が高く、消費者金融で15〜18％、銀行で13〜15％となります。よって、できればフリーローンよりも先に考慮したいのは教育ローンです。
教育ローンは金利がわずか2〜5％だからです。もし学業を目的とし、外国の短大・大学・大学院に1年以上在籍する予定があるなら、教育ローンが利用できる可能性があります。しかし教育ローンは学費を対象にして支払われるので、ワーキングホリデーなどの短期間留学の場合は教育ローンが利用できません。
学費であっても一年未満の留学も教育ローンが利用できません。よって留学費用の多くはフリーローンに頼ることも多いと思います。では教育ローンとフリーローンそれぞれの方法でお金を借りた場合どうやって返済していけばいいのでしょうか？
教育ローンの返済方法
低金利の教育ローンを利用できる場合、金利が安いだけでなく返済方法に融通性があるというメリットがあります。教育ローンでは返済据え置き期間などの設定ができます。つまり、外国での留学をしている期間は返済を一切せず、日本に帰ってきて働き始めたときに返済し始めるということが可能なのです。もちろん据え置き期間の間も金利がかかっているので返済利子はその分多くなります。
フリーローンの返済方法
フリーローンは教育ローンと違って、返済据え置き期間というものが設定できません。フリーローンの返済はお金を借りた翌月から始まります。しかしここで問題が発生します。外国に留学しているのにどうやって日本の銀行や消費者金融にお金を返していけばいいのでしょうか。
「自分は外国にいたのでお金を返そうと思っても返せませんでした。だから仕方ありません。」と言って済む話ではないのは明らかでしょう。返済が滞った時点で信用情報機関に連絡が行き、以降お金が借りられなくなってしまいます。ですから外国にいたとしてもフリーローンの返済ができる方法を考えておく必要があります。その方法は2つあります。
フリーローンの返済対策
あらかじめ留学期間分の返済額を口座に入れておく。例えばフリーローンで50万円借りたとすると、毎月の最低返済額というのが設定されます。3ヶ月の留学なら3か月分の返済額2万円×3（ヶ月）の6万円を返済用の口座に残しておくことができます。残りは留学から帰ってきて引き続きアルバイトなどの仕事を行い返済していくことになります。
親名義でフリーローンを借りてもらい、返してもらう
もちろんこれは親が同意するならの話ですが、フリーローンを親名義で借りてもらうという方法は一番安全な方法です。留学期間中の返済も親にしてもらい、自分が留学から帰ってきたときにお金を親に返すのです。つまり親が自分の意思でお金を借りて、親がそのお金を子どもの留学に使おうと決めてもらうわけです。お金が返せなくなったら責任は親にあるので、留学から帰ってきたら必ず働いてお金を返すようにしましょう。
留学中は無職
フリーローンは本来、毎月一定の収入がある人がその定期収入に基づいて、お金を借りることができる制度です。つまり留学に行くということはアルバイトなどをやめていくことになるので、厳密に言えば問題があります。
しかし金融会社も仕事をやめたので即取引中止、信用情報に傷を残すと言うことはありません。利子をつけて返済さえしておけば何か問われることはないでしょう。ただし、留学に行くと本来はフリーローン利用できる信用のある状態ではなくなるということを覚えておきましょう。
