保証会社について
銀行系でもフリーローンのキャッシングを利用した場合、無担保・無保証人が基本なのですが、銀行系のキャッシングではほとんどの場合、キャッシングの申し込みに対して消費者金融系の保証会社の審査があり、その保証を担保にして銀行は利用者に貸出をすることになっています。
これは銀行系が無担保・無保証人を対象にしてキャッシングでの貸付にあまり経験がないため、キャッシングの経験が豊富な消費者金融により確実な貸出審査を代行してもらっているという背景があるのです。
この信用保証会社は返済能力に不安のある利用者に対して、フリーローンが貸付を行う場合に万一の時にはその債務の返済を保証することになっているのです。
このようにフリーローンの貸付に対するリスクを解消するために、利用者と保証会社が返済に対して二重の保証をしているのは案外知られていないのですが、銀行系のカードローンと言っても実質的な運用は消費者金融が行っているという現状があるのは事実です。
もちろんフリーローンを利用する人が問題なく返済をしていれば良いのですが、もしも返済トラブルを起こしてしまった場合には、保証会社が銀行に債務を支払うことになりますから、その後は保証会社は債権回収をフリーローン利用者に行うことになります。
つまり、銀行系のフリーローンだからと安心して利用したのに、どのような事情であっても返済トラブルを起こしてしまうと結果的に債権が移動していて、消費者金融からの取り立てに会うことになってしまいます。
銀行よりも消費者金融の方がこのような取り立ての経験が豊富ですし、こうしておけば銀行としては個人からの取り立てでイメージを落とす心配もありません。
返済能力に問題のある人でも、ある一定の収入さえあればキャッシングを利用出来るというフリーローンの裏の面を見るような気がしますが、本来なら借入れの出来ない人にでも貸出をするためにはこうした二重の安全策が必要なのです。
